浦霞 「山廃純米大吟醸 ひらの」
日本酒の長い歴史のなかでもっとも有名で、もっとも伝説的な
名杜氏といえば、
先々代の浦霞の大杜氏・平野佐五郎氏(1900〜1981)です。
吟醸造りの名人といわれた佐五郎氏の大吟醸の酒母は、
山廃でした。
「浦霞」蔵元では、その技術保存のためにだけ、毎年山廃での
吟醸造りを継承してきましたが、決して商品化されることのない
“幻の大吟醸”でした。
その幻のお酒を商品として発売したのが
この 浦霞 「山廃大吟醸
ひらの」です。
「山廃純米大吟醸ひらの」は『浦霞』の名誉杜氏であった
故「平野重一」氏に因んで命名されたのですが
佐五郎氏は重一氏の叔父さんであり、師匠でもありました。
その後継者である小野寺邦夫杜氏は、卓越技能者として
宮城県知事表彰を受けました。
この商品は平野重一氏の酒造りの技と誇りの継承のため、
伝統的な山廃酒母を使用し培ってきた匠の技を結晶させた
浦霞を代表するお酒です。
浦霞
「山廃純米大吟醸 ひらの」
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浦霞「山廃純米大吟醸 ひらの」
720ml 5,700円(税別)
《味わいコメント》
熟した果実のような華やかな吟香。
しっかりとした酸味と米の旨みが調和。
平野流吟醸造りの極致。
杜氏(the chief brewer at a sake brewery):
小野寺邦夫氏
造り(Grade) :山廃純米大吟醸
原料米(Rice variety used):山田錦100%(兵庫県)
精米歩合(Rice polishing ratio):40%
日本酒度(Sake meter value) :+1
酸度(acid degree):1.6
アミノ酸度 :
アルコール度(Percentage of Alcohol):17.0
酵母 自家酵母
《蔵元コメント》
自家酵母により低温でじっくり醸しました。
果実の様な芳しい香り、しっかりとした酸味を伴う
米の旨味とほど良いコクが感じられる、洗練された
味わいの山廃純米大吟醸酒です
「山廃純米大吟醸
浦霞 ひらの」
継承されていく匠の技と誇りり。
そして、伝説の酒造り。
「山廃純米大吟醸 浦霞 ひらの」は、伝統的な
山廃酒母を使用した昔ながらの製法と平野流の
酒造りの技の結晶です。
磨き抜かれた原料米「山田錦」を100%使用して、
自家酵母により低温でじっくりと醸しました。
果実のような芳しい香り、しつかりとした酸味と
ほど良いコクと米の旨味をじっくりとお楽しみ下さい。
浦霞醸造元 十三代目 佐浦
弘一
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「限定品につき売り切れの場合はご了承下さい」
※商品の繊細な香味を保持する為、
冷蔵保管でお願い致します(要冷蔵表示あり)
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「塩竈神社に御神酒を献上せよ」と伊達藩のご下命を受けたのが藏の始まり。
松島湾を抱くく塩釜に270余年、東北の地酒の雄として君臨。
地米にこだわり、南部杜氏の技で「幻」と賞賛される美酒を生む。
ひらのそれは南部杜氏の至宝「平野
佐五郎」と「平野 重一」
第二次大戦後の物不足の時代、「良いい酒を造るためには損得抜きでいけ」
という浦霞醸造元十一代当主の考えのもと、南部杜氏では
すでに名人と目されていた平野佐五郎に酒造りのすべてを任せ、
高品質の酒造りを目指しました。
時に昭和24年。佐五郎は浦霞の蔵で存分にその技を発揮し、
全国新酒鑑評会で首席を獲得するなど、やがて伝説的な名杜氏ヒして
その名を轟かすとともに、数多くの弟子を育てました。
佐五郎の甥である平野重一は、佐五郎氏ともに浦霞へ入蔵。
次第に頭角をあらわし、佐五郎の技と心を引き継ぎ、昭和35年には、
まだ30歳そこそこの若さで杜氏となりました。
重一の造る酒も南部杜氏自醸清酒鑑評会首席、全国新酒鑑評会で
金賞受賞を重ねるなど高い評価を受け、やはり南部杜氏を代表する
名杜氏のひとりとなりました。
低温長期発酵で酒を醸す南部杜氏の酒造りは、淡麗で香りが高く
されいな酒質で均整のとれた味わいが特長的ですが、それはまた
南部流を極めた平野重一の真骨頂でもあります。
「塩竃の浦」を優しく包む霞のように
緑あふれる杜の都・仙台のある宮城県は、藩政時代に伊達家が酒造業を
奨励したことから酒造りが盛んになりました。
現在、県内の日本酒の蔵元は約30社と特別に多くはありませんが、
いずれの蔵元も全国屈指のレベルの高さを誇っています。
そんな宮城県の地酒をリードし、その名を全国に轟かせた立役者といえば、
『浦霞』の蔵元をおいてほかにありません。
創業は、江戸中期の享保9年(1724)。
伊達藩から 航海安全、豊漁、安産の神を奉る陸奥の国一宮の格式をもつ
塩竃神社に、御神酒を献上するよう下命されたのは1724年のこと。
御神酒酒屋となったこの年を正式創業年度とし、以来伊達家の保護を受ける
ことにより、塩竃神社とともに栄えてきたのが蔵元『浦霞』なのです。
当時は伊達藩より百石の米を貰いうけ、半分を御神酒に、残り半分は
酒造りとして自由に使ったという貴重な記録が今ものこされているとか。
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『浦霞』がふるさと、協会12号酵母
もろみの発酵がすすむにつれ、タンクから泡があふれそうになるたび、
蔵人はたえず泡消しを繰り返します。
酒造りの現場ではなじみ深い光景ですが、これは泡に付着する高泡酵母の
性質によるものです。
ひとくちに清酒酵母といっても性質はさまざまです。
泡なしで美洒をつくる酵母もあれば、優良酵母の働きをじゃまする
キラー酵母など、性質のよくない野性酵母もあります。
かっては名酒の蔵元から優良酵母だけが分離されましたが、
パイオテクノロンーの発達とともに、優良酵母にもさらなる改良が
加えられるようになりました。
しかし、みちのくの名門蔵『浦霞』の協会12号酵母は、
生粋の家つき酵母。勢いよく泡を噴き出す天然の高泡酵母です。
泡消しの労力はきっと大きいことでしょうが、手つかずの自然のリズムを
大切にすることこそ『浦霞』の名酒造りの秘訣。
時代はかわっても、酒蔵は酵母のふるさとにかわりはないのです。
浦霞の12号酵母のこと もっと詳しく→
宮城の日本酒「浦霞」(うらがすみ)
小野寺杜氏
宮城県知事表彰
令和元年、宮城県卓越技能者(宮城の名工)
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浦霞
純米大吟醸・浦霞 大吟醸
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浦霞 本醸造酒
浦霞の旬の酒
宮城の日本酒「浦霞」(うらがすみ)
浦霞とは
「塩竈神社に御神酒を献上せよ」 と伊達藩のご下命を受けたのが藏の始まり。
松島湾を抱くく塩釜に270余年、東北の地酒の雄として君臨。
100年以上経つ仕込蔵で醸す浦霞は、地米にこだわり、南部杜氏の技そして
高精白と低温長期発酵の製造により「淡麗でスッキリした味と浦霞独特の香り」を
身上とし、あくまでも品質第一の酒造りを守り続けで「幻」と賞賛される美酒を
生む。
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