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コルデロ・ディ・モンテツェモロは
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コルデロ・ディ・モンテツェモロ
モンファレットの畑を見下ろすレバノン杉
リグーリア,そして,沿海アルプスに向かって険しく上るランゲ丘陵の頂上,
“モンファレット/Monfaletto”の名で知られる有名な段丘状の畑に
囲まれた場所に,コルデロ・ディ・モンテツェモロのワイナリーがあります。
モンファレットの畑を見下ろすように厳かに堂々と聳えるレバノン杉は,
モンテツェモロ家の先祖であるコスタンツォ・ファレッティが植樹したもので,
モンファレットの象徴とも言われています。
コルデロ・ディ・モンテツェモロでのワイン・メーキングの歴史は
先代のパオロ・コルデロ・ディ・モンテツェモロが最初にバローロを
リリースした 1937年(注1)に遡りますが,実際は1290年,
ジャコモ・コルデロ・ファレッティに始まります。
ブドウ畑は1346年から1941年の間,ファレッティ家の者に代々受け継がれ,
彼らは一族のためにワインを造り,この地を守ってきました。
先代のパオロ・コルデロ氏の祖母,ルイジア・ファレッティが16代目に
あたりますが,両親を早くして亡くしたパオロ・コルデロは祖母から直接,
家業であるワイナリーを受け継ぎました。
1981年,パオロの二人の息子−ジョヴァンニとエンリコ−が
パオロのパートナーとしてワイナリーに加わります。
1987年にパオロがこの世を去ってからは,ジョヴァンニとエンリコが
彼の後を受け継ぎ,エンリコはブドウ畑
(注2)の管理と栽培,
そして,ジョヴァンニが醸造責任者としてワイナリーの運営に
携わっています。
1772年以来の侯爵家であるコルデロ家の紋章には“名誉と忠誠”という
二つの言葉が掲げられており,その気質から造られたバローロは,
古きよきイタリア貴族の食卓からの贈り物とも呼ぶべき逸品に
ほかなりません。
かねてより素晴らしい品質のバローロを造ることで高く評価されている
モンテツェモロ家ですが,最近,長年こだわり続けた大樽のみの熟成を
見直し,フレンチオークの小樽を使用したワインの熟成を行なうように
なりました。
ワイナリーはピエモンテ州,ラ・モッラ村近郊にあります。
ラ・モッラは原産地バローロを構成する11のコムーネ(地域)で
最も著名な生産地で,ラ・モッラにあるブドウ畑はパワフルでフル・ボディ,
ヴェルヴェットのような滑らかな口当たりで,スミレやラズベリーのブーケを
持つワインを産出することで知られています。
注1:バローロの市販用ワインが最初に樽詰めされたのは1830年〜1840年に
かけてのこと
注2:自社畑はワイナリー設立に先駆け,バローロ侯爵から購入した由緒あるもの
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バローロ:ネッビオーロ/Nebbiolo
100%
地球上には数千種類ものブドウ品種が存在すると言われています。
しかし,本当に “偉大な”ワインを醸すブドウはほんの一握りです。
ネッビオーロは勿論この一握りのブドウに含まれます。
世界屈指の長命ワインを造る偉大なブドウ品種,ネッビオーロは
畑の立地に敏感なブドウ品種です。
このネッビオーロから造られるワインは非常に色が濃く,
若い内はタンニンと酸の主張が強いものの,ボトル内で年月を
経ることによって,タールやスミレ,バラなど,幅広いブーケを
持つようになります。
ネッビオーロの原産地はイタリア北西部ピエモンテにほぼ限定されて
います。
記録に拠れば,既に14世紀にはネッビオーロが栽培されていたことが
判明しており,栽培の歴史が古い品種です。
因みに,ネッビオーロという名称は収穫期に当たる10月にピエモンテで
頻繁に発生する “朝霧=ネッビア/Nebbia”に由来します。
ピエモンテの中でさえ,ネッビオーロの栽培はほんの僅かな選ばれた地域に
限定され,その生産量はピエモンテのワイン総生産量の3%程度です。
ネッビオーロは畑の立地に敏感な品種で,南,或いは南西向きの丘の中腹で
存分に陽光を浴びますが,常に成熟が遅く,収穫は10月半ばから11月まで
続きます。
また,ブドウ畑の立地と同様に重要なのは土壌で,バルバレスコと
バローロ呼称に指定されているタナロ川右岸のアルバの北と南にある
石灰質の泥灰土壌で栽培されるネッビオーロから最良のワインが
造られます。
ここのネッビオーロをベースにしたワインは濃く深い色調を呈し,
パワフルでリッチ,しかも,複雑な香り,酸,タンニンの調和があり,
芳醇なものです。
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