シャトー・ラ・ネルト《シャトーヌフ・デユ・パプ・カデット》/シャトーヌフ・デュ・パプの元祖が造る特醸品

　
　　「ネルトはシャトーヌフ・デュ・パプの中で
　　　　　　　　　　　　　おそらく唯一の真のシャトーと言えるだろう。」
　　　　　　　　　　　　　　　（『第7版パーカーズ・ワイン・バイヤーズ・ガイド』）
　　「ネルトはメドックのいくつかの区画だけが
　　　　　　　　　　　　張り合うことができる魅力と威厳を持っている。」
　　　　　　　　　　　　　　（『2010年版メイユール・ヴァン・ド・フランス』）

【WA95点】	【WA92点】

シャトー・ラ・ネルト　シャトーヌフ・デュ・パプ・　キュヴェ・カデット	シャトー・ラ・ネルト　シャトーヌフ・デュ・パプ	シャトー・ラ・ネルトシャトーヌフ・デュ・パプ白	シャトー・ラ・ネルト　シャトーヌフ・デュ・パプ　　“レ・グラニエール”

【WA95点】
　200１シャトーヌフ・デュ・パプ・
　　　　　キュヴェ・カデット赤／シャトー・ラ・ネルト

　　パーカー１００点を超える力！！
　　　　シャトーヌフ・デュ・パプの元祖が造る特醸品！！
　
　　　数々のワイン専門誌のなかで，
　　　　　　　＜シャトーヌフ・デュ・パプのシャトー・マルゴー＞と
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　謳われるシャトー･ラ･ネルトの赤。
　　シャトーヌフ・デュ・パプ最古のワインの起源は16世紀に遡りますが，
　　当時のシャトー・ラ・ネルトの所有者であったヴィルフランシュ一族の手によって，
　　1599年に植樹されました。
　　シャトー・ラ・ネルトのワインは，ブルゴーニュ，ドイツ，イタリア，そしてスペインの
　　王侯貴族たちの舌を満足させ，1786年にはアメリカのボストンに向けて
　　輸出されました。
　　その名声と栄光はプロヴァンスの詩人，フレデリック・ラプラスが
　　「王の，皇帝の，そして教皇のワイン・・・」と賛辞したことに凝縮されている。
　　土壌，品種，栽培，そしてワインの醸造に至るまで精緻な試みが
　　行われ、そして生まれたワインは，王者の風格を湛えています。

シャトー・ラ・ネルト
シャトーヌフ・デュ・パプ・
　　キュヴェ・カデット
2001

200１シャトーヌフ・デュ・パプ・
　　　　　　　キュヴェ・カデット赤
　　　　　　　　　　　　　／シャトー・ラ・ネルト
　　　　　　750ml　特価 27,800円（税別）
　
　　原産地：フランス、コート・デュ・ローヌ地方
　　格付：AOC
　　生産者：シャトー・ラ・ネルト
　　葡萄品種：グルナッシュ48%、シラー26%、
　　　　　　ムルヴェードル18%、サンソー6%、その他2%（混合）

　　“キュヴェ・デ・カデット”は、僅か5ヘクタールあまりの
　　大変古い区画で栽培されるブドウを用いて造られる。
　　この区画ではグルナッシュ(60%)及びムルヴェードル、
　　そしてシラーが栽培されており、ブドウ樹は
　　いずれも平均樹齢が80～100年のヴィエイユ・ヴィーニュ
　　特に、グルナッシュに就いては1893年に植樹されたもの。　

　　“カデット”は、19世紀後半よりシャトー・ラ・ネルトはもとより、
　　シャトーヌフ・デュ・パプのワイン醸造に奔走したデュコ少佐が
　　命名した、ドメーヌ最高峰のキュヴェで、ブドウの作柄の
　　良い年にのみ造られるキュヴェ・プレスティージュ。

　　『ワイン・アドヴォケイト156号』より抜粋
　　　　　　　★95ポイント」（飲み頃：2006-2024年）

　　「2004年の年末に市場にリリースされたばかりのキュヴェが、
　　シャトー・ラ・ネルトのシャトーヌフ・デュ・パプ“キュヴェ・デ・
　　カデット”＞の2001 ヴィンテージ。
　　このキュヴェは、グルナッシュ48%、シラー26%、
　　ムルヴェードル18%、サンソー6%、その他2%（混合）の
　　アッサンブラージュによるもの。
　　昨年（2003年）9月に私（パーカー）がドメーヌを訪問した際、
　　テイスティングを行い、
　　『ワインアドヴォケイト151号／2004年2月』にコメントを掲載した。
　　その時の評価は95ポイント。
　　この壮大なクオリティを誇るシャトーヌフ・デュ・パプの
　　生産量は1,000ケース。
　　ワインは更に2-4年寝かせる必要がある。
　　しかし、今後20年の熟成が可能。
　　★95ポイント」（飲み頃：2006-2024年）

　『ワイン・アドヴォケイト151号』より抜粋
　　　　　　　★95ポイント」（飲み頃：2007-2021年）
　　「2001ヴィンテージの“キュヴェ・デ・カデット”は、
　　1998ヴィンテージ以降にリリースされたキュヴェのなかで、
　　最もフィネスが際立っている。
　　グルナッシュ40%、ムルヴェードル30%、シラー30%（※156号と
　　品種の構成及び割合が異なっているが、156号掲載の数字が
　　正しい）のアッサンブラージュによるもの。

　　シラーを100%新樽で熟成させているが、
　　シャトーヌフ・デュ・パプのアペラシオンで、このようにシラーを
　　100%新樽で熟成させている例を私（パーカー）は他に知らない。
　　驚くべきことに、オークは見事に融和しており、
　　この2001ヴィンテージのキュヴェがいかに凝縮みを
　　帯びているかがお分かり頂けることだろう。
　　ブラックベリーリキュール、スモーキーなヴァニラ、
　　新品の鞍（！）そしてグラファイトを思わせる香りが、
　　ダーク・パープルのローブを纏うシャトーヌフが注がれた
　　グラスから沸き立つ。

　　ワインはフル・ボディで凄まじいテクスチャーを伴うもの。
　　徐々に広がりを見せ、最後はまるで大型の爆弾が
　　炸裂するかの如く・・・。
　　★95ポイント」（飲み頃：2007-2021年）

　『ワイン・スペクテーター／2005年4月15日号』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★95ポイント
　Spectator SelectionsにてHighly Recommended（超オススメ）に
　選ばれました！
　「・・・極端に真っ赤なローブを纏ったキュヴェが、
　ローヌ南部からお目見えした。
　ブラック・カラント（黒すぐり）やプラム、ブラックベリーの
　フレーバーがどっと押し寄せ、また、ミネラルも感じられる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔95ポイント〕」
　 ……………………………………………………………

【WA94点】 【ヴィノス93-95点】

2015 シャトーヌフ・デュ・パプ・

　キュヴェ・カデット赤／シャトー・ラ・ネルト

　　ワイン･アドヴォケイト誌　キュヴェ・デ・カデット　94点
　　　　　新樽80％で1年熟成しているが、オークを示す痕跡がないほど、
　　　　　ワインの中に溶け込んでいる。
　　ヴィノス誌　キュヴェ・デ・カデット93－95点
　　　　　新鮮なボイセンベリー、ブラック･ラズベリー、芳香とスパイス･ケーキの広がるアロマ。
　　　　　甘く、シームレスで濃縮した口内は、ダーク･フルーツのリキュールとラベンダーの
　　　　　ラムネ(トローチ)のフレーバーがあり、カンゾウとバニラが空気の中で現れる。　
　　　　　2015 キュヴェ・デ・カデットのその他の各誌の評価→

シャトー・ラ・ネルト
シャトーヌフ・デュ・
パプ・キュヴェ・
カデット
2015

2015　シャトーヌフ・デュ・パプ・
　　　　　　　　　　キュヴェ・デ・カデット　赤
　　　　　　　　　　　750ml　　特価円（税別）売り切れました

　　原産地：フランス、コート・デュ・ローヌ地方
　　格付：AOC
　　生産者：シャトー・ラ・ネルト
　　葡萄品種：シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル約1/3ずつ。
　　　　　　　　　平均樹齢85年以上　
　　収量：　22hl/ha
　　栽培：　シラーはコルドン・ロワイヤル式、グルナッシュ、
　　　　　　　ムールヴェルドはゴブレ式で栽培。
　　醸造：手摘みで収穫したブドウをカーヴ入り口の選果台で選別。
　　　　　　除梗したブドウは木製タンクに入れ、
　　　　　　　　発酵タンクに構成品種を直接入れアッサンブラージュ。
　　　　　　12～24時間低温発酵を行い、続いて自然酵母を用い
　　　　　　温度調整しながらアルコール発酵を行う。
　　　　　　その間、ルモンタージュとピジャージュを施す。
　　　　　　18～20日間のキュヴェゾンの後、コンクリートタンクに
　　　　　　移しマロラクティック発酵を実施。新樽に移し
　　　　　　12ヶ月熟成した後、アッサンブラージュし瓶詰め。

　　クロフサスグリ、カシス、潰した花とスイート・バリックのアロマと
　　フレーバーのあるモダン･スタイルだ。
　　洗練されたタンニンと信頼のあるバランス感。　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　2015 キュヴェ・デ・カデットのその他の各誌の評価

　　キュヴェ・デ・カデット 2015　
　『第7版パーカーズ・ワイン・バイヤーズ・ガイド』★★★★★（5ッ星）

　　　シャトーヌフ・デュ・パプで最も心に残るワインに、
　　　　　　　　　　　赤ワイン部門でキュヴェ・デ・カデットが選出!!!

　　ヴィンテージ2015赤について：
　　　　濃厚なヴィンテージ。
　　　　温かい天候とタイミングの良い嵐のおかげで、シャトーヌフ・デュ・パプの全ての要素が
　　　　十分に表現できるようになった。
　　　　濃厚な色、ストラクチャーと完熟度。雨量17センチのいつもどおりの春の後、
　　　　夏は乾燥して37度を超える暑さだった。
　　　　6月中旬から8月中旬まで雨量は5センチ以下だった。
　　　　低い数字だが、最も暑かった2010と2011年よりは雨量が多い。
　　　　9月中旬の嵐に悪影響されることなく、良い条件で収穫できた。
　　　　リッチで、見事な複雑さのあるバランスの取れたワインが期待できる。

【WA92点】【ヴィノス91-93点】
　 2015 シャトーヌフ・デュ・パプ赤

　　　　『ワイン・アドヴォケイト』（2009年10月）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シャトーヌフ・デュ・パプ 2009 92点
　　　ルビー/紫の色調で、ブラックフルーツやラヴェンダー、甘草、トリュフのアロマ。
　　　フルボディーでしなやかなテクスチャーがある。フレッシュでジューシー。
　　　向こう10～15年楽しめるだろう。

シャトー・ラ・ネルト
シャトーヌフ・
デュ・パプ・赤

2015 シャトーヌフ・デュ・パプ　赤
　　　　　　　　　750ml　円（税別）売り切れました

　　原産地：フランス、コート・デュ・ローヌ地方
　　格付：AOC
　　生産者：シャトー・ラ・ネルト
　　葡萄品種：グルナッシュ50％、シラー25％、
　　　　　　ムールヴェードル20％、サンソー5％
　木製タンクとステンレスタンクで発酵。
　50％樽、50％大樽で12ヶ月熟成。

　　果実本来の香りや熟成により感じられるノートに
　　魅了される。
　　僅かに毛皮のタッチを感じさせ、これが複雑味を
　　表現している。
　　口中はバランスが取れていて肉付きが良く、
　　丸みとストラクチャーがあるが、常にフィネスが
　　ワインを親しみやすくしている。
　　フィニッシュは非常に長く、甘味が感じられ
　　フルーツタルトや柔らかいスパイスのノート。
　　　　

　　　 2016　シャトーヌフ・デュ・パプ白

　　　『ワイン・スペクテーター』（2012年10月）
　　　　　　　　　　　　　シャトーヌフ・デュ・パプ白 2011　90点
　　　　タルク、グリーンアーモンド、オオバコ、カモミール、グリーンプラムのノートが
　　　　活き活きとしていて、フィニッシュはピュアで石の香り。

シャトー・ラ・ネルト
シャトーヌフ・
デュ・パプ・白

2016 シャトーヌフ・デュ・パプ 白
　　　　　　　　　750ml　円（税別）売り切れました

　　原産地：フランス、コート・デュ・ローヌ地方
　　格付：AOC
　　生産者：シャトー・ラ・ネルト
　　葡萄品種：グルナッシュ･ブラン52％、ルーサンヌ35％、
　　　　　　　　　クレレット13％

　　醸造：手摘みで収穫し、熟れていないブドウや病気のブドウを
　　　　　　丁寧に取り除きながら選別を実施。
　　　　　　除梗をしたブドウは圧搾し、ルーサンヌは228リットルの
　　　　　　樽（1/3は新樽　）で発酵。続いてシュール・リーの状態で
　　　　　　25％は樽で、75％はタンクで熟成する。
　　　　　　その他の品種は温度調整機能付きのステンレスタンクで
　　　　　　発酵しシュール・リーの状態で熟成。
　　　　　　　アッサンブラージュをしてすぐに瓶詰め。

　　白桃やグレープフルーツ、カシスのタッチ。
　　口中はきれいな酸味があり、非常に粘性がある。
　　フレッシュで丸みがあり果実味豊か。
　　フィニッシュは長く柑橘類やスミレの香り。
　　　

　シャトーヌフ・デュ・パプ“レ・グラニエール”赤

シャトー・ラ・ネルト
シャトーヌフ・
デュ・パプ・
“レ・グラニエール”赤

2013 シャトーヌフ・デュ・パプ“レ・グラニエール”赤
　　　　　　　　　750ml　円（税別）売り切れました

　　原産地：フランス、コート・デュ・ローヌ地方
　　格付：AOC シャトーヌフ・デュ・パプ
　　生産者：シャトー・ラ・ネルト
　　葡萄品種：グルナッシュ69％、シラー20％、サンソー7％、
　　　　　　　　　ムールヴェードル3％、その他1％
　　平均樹齢：40年

　　醸造：除梗をしたブドウは木製タンクとステンレスタンクに
　　　　　　入れ、自然酵母で28℃で6～7日間発酵する。
　　　　　　発酵終わりごろは30℃に調節する。
　　　　　　その間、ルモンタージュとピジャージュは
　　　　　　各々1日2回施す。
　　　　　　12日間のマセレーション後、空気圧圧搾機で圧搾し、
　　　　　　12ヶ月間シュール・リーで大樽熟成。
　　　　　　プレスワインは入れない。
　　　　　　澱引き、清澄は施さず、ろ過後に瓶詰め

　　エントリー･レベルのヌフ･パフ。
　　紫香りは力強く、さくらんぼやブラックベリー、
　　カシスを感じる。
　　口中は非常にフレッシュで、たっぷりとしていて洗練された
　　タンニンがあり、フィニッシュは長く、香辛料やカンゾウ、
　　黒い果物のノートがある。
　　　

　　　シャトー・ラ・ネルト
　　　200１シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・カデット
　　　パーカー１００点を超える力！！
　　　　　　　　シャトーヌフ・デュ・パプの元祖が造る特醸品！！

　数年前の２月にワインアドヴォケイトが主催する興味深いコンテストがありました。
　ニューヨークの会場に集まった愛好家１０５名のために行われたシャトーヌフ・
　デュ・パプ（以下ＣＮＰ）テイスティングです。

　この日のためにパーカー氏は自らワインをセレクト。１００点をつけた
　ロジェ・サボンのル・スクレ・ド・サボン、ドメーヌ・デュ・カイユーの
　ル・クロ・デュ・カイユー、ピエール・ユセリオのレゼルヴ・デ・ドゥ・
　フレール、マルクーのヴィエイユ・ヴィーニュを含む１５銘柄が揃えられ
　ました。
　評価の高い２００１年物が中心であったのは言うまでもありません。

　これらのワインを愛好家全員が完全ブラインドでテイスティングし
　順位をつけようという試みです。
　パーカー氏立ち会いのもとで、最上のＣＮＰを決めるという大胆な企画！！
　これがこれが予想外の結果が出たのです。

　シャトー・ラ・ネルトのキュヴェ・カデットが１００点ワインを退け
　堂々のベスト３に選ばれたのです。
　
　カデットとともに選ばれた銘柄はル・クロ・デュ・カイユーとボーカステルの
　オマージュ・ア・ジャック・ペラン。
　ご承知の通りいずれも入手困難なワインとして評価されているワイン。

　１５銘柄のほとんどは驚くほどの高値で流通しているプレステージワインばかり。
　その中でカデットは最も安価なワインの１つ。
　ジャック・ペランの４分の１以下で買えるキュヴェです。

　出席者やパーカーに強い印象を与えたシャトー・ラ・ネルトですが、
　輸入元に言わせれば　歴史的経緯を考えれば今回の結果は当然だと言います。
　ネルトはCNPの生みの親だからです。

　CNPの最大の特徴「ローヌで唯一、１０種以上のブドウが指定品種になって
　いるＡＯＣの規定はネルトが存在したからこそ制定されたものなのです。
　かつてＣＮＰはフィロキセラによって１００年以上前に大きな被害を受け
　これを機に南フランスのブドウ品種を積極的に導入し今日のスタイルを
　確立したのがネルトであり、AOC制定の際、このワインが基準とされたのだとか。
　そのため、ネルトが使用したブドウは全て規定品種となったのです。

　１００点ワインを打ち負かしたカデットがいよいよ入荷いたします。
　今回入荷は全国で
　シャトーヌフ・デ・パプの元祖が造る上質のＣＮＰを
　ぜひこの機会にお買い求め下さい。

　　

　□■シャトー・ラ・ネルト（パプの最古の醸造所）■□

　シャトーヌフ・デュ・パプに居を構えるドメーヌの多くはそう規模が大きくはない。
　むしろ、みすぼらしい・・・といった形容詞さえ相応しく思える。
　そんなドメーヌは大概家族規模で、親から子へと代々受け継がれてきたワイナリーが
　ほとんど。
　しかし、シャトー・ラ・ネルトは例外だ。背の高い木々がシャトー・ラ・ネルトに続く道を
　優雅に飾り、シャトーはエレガントそのもの。
　メインとなる建物は18世紀に建立されたもので，ブドウ畑を一望できる小高い丘の上に
　佇んでいる。
　2つの塔、そしてチャペルを備えた優雅なシャトーは、あたかもボルドーのシャトーを
　彷彿とさせる。

　相応に、シャトー・ラ・ネルトは輝かしい歴史を誇っている。
　18世紀には既に、シャトーで造られたワインはボトルに詰められ、シャトーヌフの
　ベスト・ワインとして認識されていた。
　かのトーマス・ジェファーソンもシャトー・ラ・ネルトのワインをケースで購入していたと
　いう。
　19世紀になると、グラン・ゼコール（Ecole Ppolytechnique／エコール・ポリテクニック：
　理工科学校：技術者の養成校）出身で、シャトー・ラ・ネルトの当時のオーナーであった　
　ジョゼフ・デュコスは、フィロキセラによって被った壊滅的な打撃を克服するために、
　フランスで最も早くブドウ樹の台木の輸入に踏み切った。
　また、シャトーヌフの村長であったデュコスの功績は、1893年に村名をシャトーヌフ・
　デュ・パプとしたことにも挙げられる。

　しかし、20世紀は穏やかではなかった。第二次世界大戦の間、ドイツ軍によって徴用
　されたシャトーはドイツ軍の将校が占有し、また、イギリス軍の空襲にさらされる羽目に
　会った。
　終戦後、1985年にアラン・デュガスがシャトーの支配人として迎えられるまで日の目を
　見ることがなかった。
　その20年程前アラン・デュガスはフランスの首都・パリで退屈な会計士の職にあったが、
　一切の収入を諦め、ワインを造るためにプロヴァンスに移った。
　「私はブドウ樹の手入れやトラクターの運転、それにありとあらゆることをやったよ…。」
　おまけに、デュガスはオランジュの北に40ヘクタールのブドウ畑を抱えるワイナリー
　（ドメーヌ・ド・ラ・ランジャルド）を所有している。

　デュガスは長年、プレステージの高いアペラシオンで、より大きな試練に挑もうとして
　きた。
　そして、デュガスはシャトー・ラ・ネルトに目をつけ、パリのリッチなビジネスマンに
　シャトーを購入したいと打診したのだ。
　「シャトー・ラ・ネルトを個人的に購入する余裕は私にはなかった。
　そこで、運の良いことにシャトーに投資してくれるような人物と出会えたのだ。」
　現在、デュガスは5%の株を所有、自らのワイナリーを所有しているにもかかわらず、
　殆どの時間をシャトー・ラ・ネルトに費やしている。
　デュガスのリーダーシップがあってこそ、ラ・ネルトのシャトー、そしてセラーの再興が
　実現できた。

　デュガスはワインに就いても野心を燃やしている。
　彼は12ヘクタールに亘ってブドウ樹を植え替え、最終的にシャトーのブドウ畑を
　90ヘクタールにまで拡大した。
　ラ・ネルトで生産されるワインは、シャトーヌフ・デュ・パプで最も近代的、且つ、入手が
　容易で、ボーカステルやヴィユ・テレグラフのワインよりもタンニンが少なく、万人に
　好まれる味わいにランク付けされている。
　シャトーヌフのワインにしては珍しく、シャトー・ラ・ネルトのワインの殆どは木樽（多くは
　小樽）で造られている。また、濾過も行なっていない。
　白ワインはコクがある芳醇なスタイルで、シャトーヌフの他の追随を許さない魅力的な
　仕上がりを見せている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　『ワイン・スペクテーター　2001年5月15日号』より抜粋

【WA95点】 200１ シャトーヌフ・デュ・パプ・ キュヴェ・カデット 赤／シャトー・ラ・ネルト

【WA92点】 【ヴィノス91-93点】 2015 シャトーヌフ・デュ・パプ赤

2016 シャトーヌフ・デュ・パプ 白

シャトーヌフ・デュ・パプ“レ・グラニエール”赤

【WA95点】
　200１シャトーヌフ・デュ・パプ・
　　　　　キュヴェ・カデット赤／シャトー・ラ・ネルト

【WA92点】【ヴィノス91-93点】
　 2015 シャトーヌフ・デュ・パプ赤

　　　 2016　シャトーヌフ・デュ・パプ白

　シャトーヌフ・デュ・パプ“レ・グラニエール”赤