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■当店は地酒とワインをメインに本格的なインターネット販売を承っておりまが、お客様に安心してお買い物を楽しんで頂く為に、商品をご注文される前に、「販売の方法」のページで「訪問販売法に基づく表示」と「注文の方法」を必ずお読みになり、ご確認下さいますようお願い申し上げます。 |
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エドモン ビュルルは2004年10月に他界しました。
エドモンには3人の息子がおり、
ビュルルのワインを復活させることに取り組みました。
エドモンの時代には時間がなく出来ていなかった畑仕事を
おこない、エノログのアドヴァイスも聞くようにし、その結果
エドモン以上の品質となりました。
「父の個性は尊重しているし、目指している所は
一緒だと思うが、父とは違う個性を発揮したい。」と、
目を輝かせ生き生きと語っています。
★新生10年目のビュルルのワインはコチラをご覧下さい→
エドモン ビュルルのワインは完売しましたが
自然派のワインをたくさん取りそろえておりますので
ご案内差し上げますので 下記にご記入の上 送信下さい
(受注ではありませんのでお気軽にどうぞ)
エドモン ビュルルが、2004年10月12日に心臓の発作で
運転中に亡くなりました。
まだ66歳でした。
収穫の直前で、彼は2004年のワインを造ることなく、天国へ
旅立ちました。
彼の波乱万丈の人生は、下記のレミントン ノーマンの名著
「ローヌ ルネッサンス」にある通りです。
今回は、元気だった頃を偲ぶ意味も込めて、ビュルルに
関する部分を全文掲載させていただきます。
そして 彼の最後の作品のご案内をさせていただきます
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エドモン ビュルルは、軟弱な精神の持ち主ならば
挫折してしまうような災難に幾つも見舞われたにもかかわらず、
素晴らしいワインを造っている。
(レミントン ノーマン「ローヌ ルネッサンス」より全文掲載)
エドモン ビュルルは、灰色の髪をした中年の快活で堅実な男であり、
軟弱な精神の持ち主ならば挫折してしまうような災難に幾つも
見まわれたにもかかわらず、素晴らしいワインを造っている。
数年前、彼は屋根から落ちて脊椎をひどく損傷してしまった。
その結果、妻と息子は家を出て行ってしまい、彼は唯一人の葡萄園労働者の
手を借りて地所の切り盛りをし、ワインを造らざるを得なくなった。
そして23年間エドモンを助けてきたこの男も、休暇でモロッコに帰った後、
そのままそこに留まってしまった。
更に追い討ちをかけるように、1993年の収穫の後、エドモンは網膜剥離の
手術を受けるはめに陥った。
しかし、茶目っ気のあるユーモアのセンスによって、彼はこれらの苦難を
切り抜けた
(訳注:91年の霜害、92年の洪水による被害のため、ほとんど2年間ワインを
造ることができなかった)。
仮に彼のワインが洗練されたものでなくても、この男の不屈の精神は賞賛に
値しよう。
幸いエドモンは自分のやっていることを知っており、一貫して17haから
豊かで複雑でバランスのよいワインを生み出している。
また幸いにもぶどう園の労働者を一人みつけることが出来、今ではその彼が
6haのヴァンド ターブルと5haのコート デュ ローヌと4haのヴァケラスと
2haのジゴンダスの世話をしている。
これらの畑は、ジゴンダスの郊外数キロにある小さな村ボーメットの建物の
一団の中の、ドメーヌを中心として点在している。
一般の訪問者には中古の農業機械やボトルのリサイクル業と思えてしまうような
ひどく雑然とした場所で、エドモンはワインを造っている。
彼の土地の大半にはグルナッシュが植えられており(「少なくとも90%」と
推定されている)、また葡萄の樹は「少なくとも樹齢60年から70年」である。
その樹齢にもかかわらず、エドモンはジゴンダスに於ける最大許容収穫量である
35hl/haをなんとか得られている。
ワインの製造には伝統をくつがえすようなところはどこにもなく、大樽で6ヶ月間、
次にタンクで12ヶ月間の熟成へと続いていく。
セラーの回りに目をやるとどうしてこのようなワインが生み出されるか不思議に
思えることだろう。
カオス(混沌)は組織化できるのかもしれないが、しかし依然としてカオスで
あることには変わりない。
もし椅子を見つけることが大きな挑戦だとしたら、大樽へ行き着くことは、
この極めて好ましいが ハンディキャップを背負った男にとっては
真に軍事訓練場とも言えよう。
残念ながらエドモンはワインをボトル詰めする時間が足りないために、ある程度は
バルクで売らざるを得ない。
それでも、なんとか解決に導かれた8,000本のジゴンダスと10,000本のヴァケラスは
検討に値する。
会話中に電話がかかってきた。
電話の主は日本のクライアントであり、クライアントの100ケースのコート
デュ ローヌがどうなっているか心配してのことだった。
残念ながら、ラベルを貼る機械が故障して修理不能になったため、エドモンが
時間のある時に手でそれを貼ることになっているのである。
彼の畑についての説明よりむしろアペラシオン全体に言及しながら、彼によると、
「ヴァケラスとジゴンダスに本当の違いなんかないよ。」ということになる。
これらは彼と同じくらいに個性的であり、タンニンや熟成果実が豊富で厚みがあり、
洗練され中から長期間の保存に適したワインである。
彼のコート デュ ローヌの白は、幾分古風で木の実の風味のするワインだが、
これがここにおける唯一の変わったワインである。
最近これに、カベルネ ソーヴィニオンとメルロから造られる高水準のヴァン ド
ペイが加わった。
このドメーヌがひとつ変わっている点は価格設定のやり方であり、ボトル1本買おうが
6,000本買おうが単価は同じになっている。
誰もが彼のワインをもう少し多く楽しめるようにするために、誰かがエドモンの
ところにやってきて、ますます困難になっている仕事を助けることになるように
期待しよう。
レミントン ノーマンMW「ローヌ ルネッサンス」
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「この世の中、醸造技術に頼らないワインが
まだ飲めるとは・・・!
これこそワインが本来あるべき姿なのだ。」と
無口なエルコレが歓喜の声を!

2003年のFoodex開催期間中に、来日中のヴェレノージ エルコレ、
ファルネーゼの社長カミッロ デ ユリイスとが会食した際、
エドモン ビュルルの2000年ヴァケラスを飲んで 二人がイタリア語で
何やら相談をはじめ、その後カミッロ デ ユリイスが語ってくれたことは、
「こんな自然なワインは10年に3回造れるかどうかです」。
「このワインに対して我々は脱帽せざるをえません」とのことでした。
良い年は自然に任せれば通常おいしいワインができるが、他の年のワインも
それなりに良いものにしようとして、近年では殆どのワイナリーが何らかの
醸造技術に頼ったワイン造りに傾いています。
そのため、良い年でも醸造技術に頼った造り方でワインが出来上がるので、
このような「超自然」なワインは今やほとんどみられません。
造り手として、理想のワインとは自然を最大限に利用し、引き出されたもので
あるべきなので、自分たちでは到達出来ないほど徹底的な「自然そのまま」の
ワインには、大変感動したようです。(輸入元)
エドモン ビュルル もっと詳しく
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☆オレンジ色のラベルと共に、
エドモン ビュルルの名を世に知らしめたワインです。
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■2003 ジゴンダス Gigondas
特価 円(税別)
《赤》 【フルボディ】 葡萄品種:グルナッシュ
平均樹齢:60〜80年 葡萄園面積:1.8ヘクタール
約70年の樹齢のグルナッシュから、収穫量を35hl/ha
に抑え、手摘みして除梗はしません。
また、ろ過も清澄もされていません。
色濃く、胡椒のようなスパイシィな香りがあり、しっかりと
したタンニンのある凝縮したワインです。
ジゴンダス村の紋章が浮き彫りになった重厚感のある
ボトルに詰められています。 |
※エドモン ビュルルの最後のワインで、在庫も残り僅かな
ため、いつものようなヴァケラス2本とジゴンダス1本と
いった規制は設けません。
ジゴンダスだけで1ケース単位で買えるなんて
ホントに 最初で最後のチャンスです。
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☆ジゴンダスと同じ造り方・同じラベルデザインで、
よりリーズナブルな価格が魅力です。
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■2003
ヴァケラス Vacqueyras
特価 円(税別)
《赤》【フルボディ】 葡萄品種:グルナッシュ
平均樹齢:60年 葡萄園面積:4ヘクタール
インクのような濃い色、煮詰めた甘いジャムや胡椒の
ようなスパイシィな香り、豊かな果実味、質の良い
タンニンとたっぷりのボリュームがあります。
濾過も清澄もしていません。
このヴァケラスは、エドモン ビュルルのワインの
スタイルを感じさせてくれます。
人目をひく鮮やかなオレンジラベルがとても印象的です。
人気のジゴンダス(ロバート パーカー Jr.は4ツ星を
付けています!)とまったく同じ造りをしており、品質も
差はありません。
ジゴングスに勝るとも劣らないこのヴァケラスも又
入手困難なワインです。 |
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☆ビュルルの味筋はこのローヌにも十二分に感じられます。
太陽のラベルはいかにも南フランスを思わせます。
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■2003
コート・デュ・ローヌ・ルージュ
完売しました
《赤》 【ミディアムボディ】
葡萄品種:グルナッシュ 平均樹齢:60年
葡萄園面積:8ha 年平均生産量:42,000本
力強くしっかりとしたコクのあるクラシックなローヌの
味筋を守ったワイン。
ヴァケラス、サブレ、ヴィオレの村からきているため
コート デュ ローヌ ヴィラージュでも出せるワインで
平均的樹齢は60年(80年の樹齢もあります)
収穫量は40hl/haに抑えられています。
フリーランジュース80%でプレスジュースは20%しか
使わないということです。
スパイシィで果実味があり、しっかりとした飲み応えの
ある甘さを感じさせる,タンニンの心地良いワインです。
エドモン ビュルルは、「ワインは濾過も清澄も何も
しない、まったく自然のままだ。」といいます。
単なるコート デュ ローヌとしては、信じ難いほどの
濃密な味わいがあります。
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