南西地方で1990ヴィンテージに比肩する当り年となった
マディランの2002ヴィンテージのご案内です。
もはや押しも押されぬマディランの第一人者シャトー・ダイディ(ラプラス家)。
そのシャトー・ダイディについて最新のル・クラスマンはこう評価しています。
「当たり年に恵まれた年、このシャトーは例外的なフィネスと、アペラションでも
極めて稀な気品を持つタンニンを備えたマディランを生み出す。・・・・・
最近試飲した豪奢な1990ヴィンテージは、ポーイヤック最高のグラン・クリュに
匹敵していた。」
1990ヴィンテージは、ラプラス家がミクロオキシジェナション(微量酸化)の
技術をドメーヌの全てのキュヴェに導入した年。
以降、ラプラス家の造るマディランの質は劇的に向上。
早くから味わえるモダン・マディランのスタイルを世に広め、一躍マディランの
第一人者として躍り出たのです。
しかし、このル・クラスマンのコメントが証明するように、ラプラス家の造る
マディランは 15年の熟成を経てからも、ポーイヤック最上のグラン・クリュに
匹敵する程のポテンシャルを秘めた非の打ち所のないワインなのです。
ラプラス家が開発したミクロオキシジェナションの技術は、その装置とともに
モンブスケやヴァランドロー、カノン・ラ・ガフリエールといったサンテミリオンの
革新的な造り手達の間でも使われています。
ブルゴーニュでも実験的に採用されている他、フランスのみならず、スペイン、
イタリア、アルゼンチン、ウルグアイといった国々に4000機以上の
ミクロオキシジェナションの装置が輸出され赤ワイン醸造に革命的な進歩を
もたらしたのです。
今回は 南西地方で1990ヴィンテージに比肩する当り年となったマディランの
2002ヴィンテージのご案内です。
しなやかなラプラスのマディランは、早くから味わえるのはもちろんですが、
10年後、15年後、ボルドーの格付けシャトーに匹敵する味わいに進化する
ポテンシャルを秘めています。 |
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2002
マディラン“シャトー・ダイディ”
赤
Madiran“Chateau
d'Aydie”(AOC)
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2002
マディラン“シャトー・ダイディ”
赤
Madiran“Chateau d'Aydie”(AOC)
特価 円(税別)(税込¥)
葡萄品種:タナ種100% 【フルボディ】
平均樹齢35年のタナ種100%から生まれるラプラス家の
トップ・キュヴェ。
葡萄果実のポテンシャルが十分に引き出されるまで、
1ヶ月間じっくりと時間をかけて発酵とマセレーションを
行い、その後、400リットルの大樽(新樽50%、一年使用の樽50%)で18ヶ月熟成。
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樹齢の高いヴィエイユ・ヴィーニュ
Vieilles Vignesから生まれたタナ種を
使用した、マディラン“シャトー・ダイディ”は、力強く、複雑な味わいを
した自信作です。
マセラシオン Macelation(浸漬)は、ぶどう果の持ち味が十分に
引き出される迄じっくりと時間をかけ、その後、新樽と1〜2度使用した
樽で14〜16ヶ月間の熟成期間を経ます。
宝石のルビーを思わせる深い色合いを呈し、繊細で、かつエレガントな
アロマ、ブラックベリーやコーヒー豆、フュメ
(煙)など、様々な香りが
感じられるでしょう。
ヴィエイユ・ヴィーニュならではの凝縮感ある果実味や、樽で熟成させる
ことより得られるかすかなスパイシーさも楽しめます。
タナ種100%を使用しているので最低3年は瓶内熟成させて
(10年以上の熟成に十分耐えられます)、タンニンが円やかになってから
飲まれることをお奨めいたします。
サービスの3〜4時間前に開栓してデキャンタージュを行い、空気に
触れさせ、香りをよみがえらせて下さい。
チーズ全般、特にシェーヴルやハードタイプと合います。
また、ジビエ、ジビエを使ったテリーヌ、赤身肉に合わせて飲むことで、
このマディランの真の素晴らしさを堪能できるでしょう。
サービス温度は16〜18℃。
2002
マディラン“オデ・ダイディ”
Madiran“Ode
d'Aydie”(AOC)
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2002
マディラン“オデ・ダイディ”
Madiran“Ode d'Aydie”(AOC)
特価
円(税別)(税込¥)
【フルボディ】
シャトー・ダイディのセカンド・キュヴェ。
タナ70%、カベルネ・フラン10%、カベルネ・ソーヴィニョン20%のアッサンブラージュ。
シャトー・ダイディと同様に25日前後の長いマセレーションを
行った後、2〜3年使用の大樽で18ヶ月熟成。 |
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タナ 70% カベルネ・フラン
10% カベルネ・ソーヴィニヨン 20%が
うまく溶け合って生まれるワインは、果実味が豊富で、ワインファンは勿論
あまりワインを飲み慣れていない方にも美味しく楽しんでいただけます。
例年コンクールで受賞し、シャトー・ダイディに続いてお奨めする
キュヴェです。
“シャトー・ダイディ”と同じく マセラシオンは、じっくり時間をかけて(25〜30日間)
行われます。
18ヶ月間大樽(バリック)で熟成させた後、瓶詰めします。
深みのある美しい赤色のローブを身に纏い、香りは繊細で、ブルーベリーや
ブラックベリーを連想させ、またスパイシーさもかすかに感じられます。
酸味とタンニンのバランスがうまくとれ、豊満な口当たりです。
タンニンが滑らかになる、収穫年から3〜5年後に飲むのが(10年以上の
瓶内熟成に十分耐えます)よいでしょう。
瓶内熟成によりワインが落ち着き、複雑さと深みを増した味わいが
感じられます。
余韻が長く、バニラやモカ、そしてプラリネを思わせる、繊細で心地よい香りが
印象的です。
ジビエや焼き肉と相性がよいでしょう。
2001
パシュラン・デュ・ヴィック・ビル・モワルー
“シャトー・ダイディ”<甘口> 500ml
Pacherenc
du Vic Bilh Moelleux“Chateau d'Aydie”(AOC)
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画像準備中
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2001パシュラン・デュ・ヴィック・ビル・モワルー
“シャトー・ダイディ”<甘口> 500ml
Pacherenc
du Vic Bilh Moelleux“Chateau d'Aydie”
特価 円(税別)(税込¥)
11月中旬に収穫されたプティ・マンサン種100%から造られる甘口ワイン。
醸造、熟成ともに新樽を使用し、熟成は10〜12ヶ月かけて行われる。
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粘土混じりの珪土質土壌で、南西に向いた畑で育まれるプティ・マンサン種を
使用しています。
収穫は、ぶどう果の糖分が十分に凝縮された状態になった、収穫の最終段階で
ある11月15日前後に行われます。
ぶどう果の圧搾はゆっくりと時間をかけ、また、プティ・マンサン種ならではの
持ち味を生かすために清澄はごく軽く行われます。
醸造、熟成ともに新樽を使用し、熟成は10〜12ヶ月かけて行われます。
第2次発酵を避けるため、完全に殺菌消毒をされたボトルを使用しています。
グリーンのニュアンスを持つ、透明感のある金色のローブを呈し、パッション
フルーツやハチミツなどの力強く、それでいて優しいアロマを持ちます。
コク、構成ともに申し分なく完璧で、これからの無限の可能性を秘めた甘口の
白ワインです。
口の中に、爽やかな柑橘系フルーツの香りと、甘いバニラの香りが残ります。
飲み頃は5〜10年以内、冷やして飲まれることお奨めいたします。
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