樹齢40〜55年の古木から生み出されるビオアルザス
キュヴェ・アポリーヌ/ドメーヌ・ポット・ゲイル
生産者ジャン・クリストフがコント・ラフォンで
ワイン造りの修行を積んでいたときに
こんなワイン(辛口・樽熟)を造りたいと
思っていました。
アポリーヌ用の畑は樹齢が40〜55年と古く
収量が自然に落ち凝縮したワインが造れる事から
樽熟に適していると考え造り始めたキュヴェです。
そんな思いから造り始められたこのキュヴェは
そのこだわりから年間2000本しか造られず
高い樹齢の株の植え替えや畑仕事の効率
2〜3年にも及ぶアルコール発酵の管理等
様々な理由から2000年を最後に
生産を終了してしまった幻のキュヴェです。
2000
ピノ グリ・アポリーヌ
“エレヴェ・アン・バリック”
Pinot
Gris Apolline‘Eleve en Barriques’2000
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2000
ピノ グリ・アポリーヌ “エレヴェ・アン・バリック”
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■2000
ピノ グリ・アポリーヌ
“エレヴェ・アン・バリック”
特価
円(税別)(税込¥)
生産本数2000本/年
ブドウ品種:ピノ・グリ100%
土壌:石灰質を含む泥炭土壌
樹齢40〜55年
醸造特記事項:
6時間かけてゆっくりと圧搾を行う事で
果皮からの豊かなアロマを抽出。
24時間の清澄作業を経て、自然酵母で2〜3年の
長いアルコール醗酵後、バリックにて10ヶ月間熟成。
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Wine Advocate #143
(2002月10月) 掲載より抜粋
「The youthful Jean-Christophe
Bott, this winery's winemaker and
, believes 2000 "is not an exceptional
vintage, yet is outstanding.
The last extraordinary year we had was 1990.
That being said,
the 2000s all have beautiful richness of fruit
and some have excellent
acidity.」
このワイナリーの醸造者でありディレクターの若きジャン・クリストフは
「2000年は特別な年ではないが顕著な年」だと思っている。
我々の考える最後の素晴らしいヴィンテージは1990年だが
2000年も彼の言う通り美しくリッチな果実味と素晴らしい酸を備えている。
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ドメーヌ・ポット・ゲイル |
1795年からBott-Geyl家はワインを造り始め
1953年にドメーヌを創立、1960年から瓶詰めを行うようになりました。
1992年より息子のJean-Cristophe Bott(ジャン・クリストフ・ボット)が
引き継いで更に品質が向上しました。
ジャン・クリストフは、ワイン造りを覚える為
オーストラリア、南アフリカのワイナリーや
ムルソーのトップドメーヌ「コント・ラフォン」にて経験を積んだ人物です。
ロバート・パーカー
バイヤーズガイドの第5版より
生産者として「4ツ星★★★★」を獲得し
「ボットー・ゲイルは、アルザスで最もファッショナブルな
若い生産者のひとりである。〜中略〜
その品質を考えると手頃な価格である。」と紹介されおります。
またワイン・アドヴォケートでも度々紹介され
上級キュヴェは軒並み90点以上の高得点を獲得しております。
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あるフランス人が、
「官僚が最も嫌がる
赴任先はブルターニュ、コルシカ、
そしてアルザス。
なぜなら彼らは自分たちのやり方を絶対に 曲げないから」
と言っていた。
歴史が複雑な地域ほど、団結力と自意識が 育まれるからだろうか。
そんなアルザスはワイン造りに関しても
保守的で頑固だ。
とはいえ野心を持つ
若者は、いつの時代にでもいる。
そのひとりがボット・ゲイルのジャン・
クリストフ・ボットだ。
彼は17世紀から続く実家を継ぎ伝統的な
ワインを造る傍ら、 10年ほど前から
新しいワインも作り始めた。
シャルドネやヴァンダンジュ・タルディヴァに
バリックを 使ったものや、品種をブレンド
したグランクリュ。
どれも素晴らしい出来である。
ところがワインを誉められていると、ジャン・
クリストフの表情が曇ってきた。
実はシャルドネはラベル上ではピノ・グリ
表記にしているし、ブレンドのグランクリュも
造り続けるかわからない、
ヴァンダンジュ・
タルディヴァもリストに載せるつもりは
ないという。
彼はわかっているのだ。
ジャン・ミシェル・ダイスが
どういう扱いを
受けているかを。
尊敬するウンブレヒトがピノ・ノワールにすら 使わないほど
バリック反対派である
ことを。
父親はワイン騎士団の幹部で伝統を守る
立場にいることを。
そんなこと関係なく自分の好きなワインを
造ればいい…… こう言うのは簡単だ。
けれど保守的な土地で色々なしがらみを
断ち切ることは容易ではではない。
才能ある若者のこれからを見守りたい。
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あるフランス人が、 「官僚が最も嫌がるの赴任先はブルターニュ、コルシカ、
そしてアルザス。
なぜなら彼らは自分たちのやり方を絶対に曲げないから」
と言っていた。
歴史が複雑な地域ほど、団結力と自意識が育まれるぼだろうか。
そんなアルザスはワイン造りに関しても保守的で頑固だ。
とはいえ野心を持つ
若者は、いつの時代にでもいる。
そのひとりがボット・ゲイルのジャン・クリストフ・ボットだ。
彼は17世紀から続く実家を継ぎ伝統的なワインを造る傍ら、
10年ほど前から
新しいワインも作り始めた。
シャルドネやヴァンダンジュ・タルディヴァにバリックを
使ったものや、品種を
ブレンドしたグランクリュ。
どれも素晴らしい出来である。
ところがワインを誉められていると、
ジャン・クリストフの表情が曇ってきた。
実はシャルドネはラベル上ではピノ・グリ表記にしているし、ブレンドのグランクリュも
造り続けるかわからない、
ヴァンダンジュ・タルディヴァもリストに載せるつもりは
ないという。
彼はわかっているのだ。ジャン・ミシェル・ダイスが
どういう扱いを受けているかを。
尊敬するウンブレヒトがピノ・ノワールにすら使わないほど
バリック反対派である
ことを。
父親はワイン騎士団の幹部で伝統を守る立場にいることを。
そんなこと関係なく自分の好きなワインを造ればいい……
こう言うのは簡単だ。
けれど保守的な土地で色々なしがらみを断ち切ることは容易ではない。
才能ある若者のこれからを見守りたい。
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