講談社
『BORDEAUX ボルドー 第3版』
商業ベースでつくられた、しなやかで、すぐ飲めるブルジョワ級ではなく、
深みのある色で、しっかりとした、タンニンの多い、フルボディのワインで、
驚くべき凝縮味がある。
ほとんどのヴィンテージはタンニンを落とすために少なくとも3〜4年の
貯蔵は必要で、1975年、1982年(私が今までに味わった最も良質な
ラ・トゥール・サン=ボネ)、1985年、1986年、1988年、1989年、1990年、
1995年といった最高の年のものは、10年かそれ以上の貯蔵が必要だ。
収穫は機械摘みで、1haあたり40〜50hl
という収量は、
今日の基準からすると控えめである。
興味深いことに、ここのワインは小さなオーク樽ではなく、もっと大きい
オークの貯蔵用大樽のなかで寝かされる。
所有者であるラフォン一族は、この方がワインの強さと、
豊かで凝縮した果実のエキス分を保つことができると考えている。
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18世紀の中頃までは、トウモロコシやライ麦、小麦などの穀物栽培や
牛や羊などの畜産を専らとしており、ワイン造りは二次的なもの
だったのだそうです。
したがって、生産量も赤白合わせて50樽ほどだったということです。
しかし、1903年にエティエンヌ・アンドレ・ラフォン氏が所有者になったことを
契機に、ラフォン一族がワイン造りにより一層の力を注ぐように
なったそうです。
パーカー氏「ずっとお気に入りのブルジョワ級」!
2008
トゥール・サン・ボネ
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2008
トゥール・サン・ボネ 赤
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2008
トゥール・サン・ボネ 赤
(AOCメドック)
750ml 特価 1,980円(税別)
*ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン45%、
メルロ45%、プティ・ヴェルド5%、
マルベック5%
パーカー氏が
「ずっとお気に入りのブルジョワ級」と言うように、
クリュ・ブルジョワの中でも特に優れたシャトー。
凝縮感があり、深い色合いのワインです
その豊富なタンニンゆえ、ほとんどのヴィンテージは
タンニンが落ち着くまで少なくとも3〜4年寝かせる
必要があるということですが、
この2008年ものは、
まさに今すぐ抜栓してほしいような一本!
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