「ドミニク・ローラン」
元・パティシエという珍しい経歴を持つ。
1989年にネゴシアンとしてワイン界に参入しました。
栽培業者から買い取ったワインを自社にて樽で熟成するのですが、
この樽使いが評判を呼び、90年代から注目を浴びるようになりました。

マルサネ・ルージュ
ヴィエイユ・ヴィーニュ
750ml
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2013
マルサネ・ルージュ
ヴィエイユ・ヴィーニュ
750ml 特価 2,880円(税別)
産地:ブルゴーニュ・コート・ド・ニュイ・マルサネ
ブドウ品種:ピノアール
ミディアム 中辛口
澱と共に寝かされ、無清澄・無濾過で
瓶詰めされるワインは、
凝縮された果実味に溢れます。
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■2013年ヴィンテージについて ドミニク・ローラン
「不思議な力」
プリムールのオファの際、毎年、そのヴィンテージを簡潔に要約してきました。
今回、2013年はまさにタイトルそのもの、「不思議な力」。望みありです!
(2013年は)私がワインを造ってきたヴィンテージの中で、テクニック的に
成功した3大ヴィンテージの一つになりました。
まずは1993年/ 偉大な「悲惨な!」年、
次に2003年
/畑の神髄と祖父伝来のノウハウ。
そして2013年/ この年のスタートは93年と同じくらい悪く、最後にどうにか
熟し始めたブドウは、収穫前に豪雨や嵐(冷たい雨ではありません)に
見舞われ落胆、、、しかし結局は、不思議にも救済されました。
多くの栽培家は1993年のことなど思い出しもしなかったでしょう:
93年も収穫直前に大雨が降りましたが、その雨がそのヴィンテージを
救うことになったことを。
2013年もまさに同じで、雨が降る数日前はブドウは熟しておらす、
きちんと熟した状態になったのは、まさにこの生暖かい豪雨の後でした。
豪雨の前まだ青かったブドウの実は無残な変貌を遂げていましが、
食べてみて驚き、そして安心しました。
しっかり熟しているではありませんか!
「ブルゴーニュのインディアンサマー」は、今年もまた見事な恩恵!
2週間のインディアンサマーが、全てを変えてくれたのです。
そして、、、また雨!
ポマール、ヴォルネーは再び雹に見舞われ、サヴィニーに至っては壊滅的。
ほぼ無に帰した畑に残った、ごく僅かの難を逃れたぶどうからは、
奇跡的にも讃嘆すべき見事なワインが仕上がりました。
2013年は、今既に感じられるほど、2012年と同じような香り豊かな
ヴィンテージです。
クリマによって差はあるものの全体的にコクのあるワインで、
特にヴォーヌ ロマネ等は素晴らしいバランスでしっかり仕上がっています。
10月半ばには発酵室が凍えるほど寒くなったこともあり(!)、
特に介入しないシンプルな醸造方法で、問題なく仕上がりました。
■ドミニク・ローランの「新樽200%」とは
100%新樽に入ったワインを購入し、
それを自らのセラーで再度100%新樽に移して熟成させることから
ついた名前ということです。
しかも、今ではこの樽は製造過程からドミニク・ローランが手掛けており、
そのポテンシャルの高さから「魔法の樽」として知られている。
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