ロワール古酒(1970年〜)ムーラン・トゥーシェ/トゥーシェ家

ロワール古酒
(1971年〜)
コトー・デュ・レイヨン
オールド・ヴィンテージ

ロワール古酒(1971年〜)
コトー・デュ・レイヨン 
オールド・ヴィンテージ


ワインセラー
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 造り手ジャン=マリー・トゥーシェ氏によるテイスティング・ノート

   造り手ジャン=マリー・トゥーシェ氏 蔵元のカーヴには最高の飲み頃を今か今かと待つ
たくさんのヴィンテージが眠っている


  ムーラン・トゥーシェ1970

  1970年、このヴィンテージはどの点においても、非常に熟成と香りの
  ハーモニーが取れている。アロマの調子は、60年代のフラッグシップ・
  ヴィンテージである1969に類似している。

  時代ががった黄金の色調、蜂蜜のようで、忘れ難い開花したブーケを
  纏っている。ほんのわずかな酸と、無限で比類のない爽やかさ、まさに
  昔ながらのシュナン・ブラン。

  後味では、甘美と同時に頭に上る複雑な花の印象を、羽を広げた孔雀の
  ように鮮明に残してくれる上品なヴィンテージ。
  一言で言えば「素晴らしい未来を持った、忘れられないヴィンテージ。
  

 ムーラン・トゥーシェ1971

 いまから44年前にまで遡るこのヴィンテージは、琥珀から金色に煌めく
 ローブをまとう。  
 桃とその種を彷彿とさせ、梨とリンゴの予感を併せ持ったマルメロ、アプリコット、
 ネクタリン、バナナ、蜂蜜、ヘーゼルナッツのブーケと味わい。
 穏やかな甘さとエレガントな酸のバランスは驚くほど良く、軽く生き生きとした余韻が
 続きます。
 美味な干しブドウの甘苦さとほんのりかすかにキャラメルが現れる。
 酸味は若干軽く、甘さとのバランス、ハーモニーが良く取れている。

 
ムーラン・トゥーシェ1971のご注文はコチラ→


 
ムーラン・トゥーシェ1975

 
前々回のコメント

 1975年の10月の終わり、私達は次のように記述しています。
 収穫は最初から最適な条件下で行われています。
 私達の記憶にずっと長くとどめられる例外的な天候です。

 風はそよとも動かず、ロワール渓谷では例外的な現象である軽い霧は、
 午前中早くから立ち込めていたものの、最初の休憩の時から晴れ始めました。
 太陽は摂氏12度に留まっていた気温を上昇させるかのように静かにさしこみ始め
 ました。

 畑には日中の間、ある程度の冷気が残り、このことが他のヴィンテージと比較して
 異なる果実になった要因でありました。
 ブドウはより透明で、果皮もより薄く、全体として脆い様相を呈していました。
 そこで、ジョセフ・トゥーシェ氏は、ブドウを傷めないように、籠の半分までしかブドウを
 入れなかったのです。

 このヴィンテージは、全くもって傑出した年として我々の記憶に刻みこまれるでしょう。
 なぜなら、すばらしい複雑さを保証しているヴィンテージだからです。

 金色がかった銅色の色調と淡い緑のエッジ、このワインはテイスティングの際に時間を
 かけて味わうように我々を誘います。
 こうすることによってムーラン・トゥーシェの官能評価のすべての長所が現れるのです。
 様相、ブーケ、味わい、後味、余韻。
 格別に魅力的なシュナンの果実味、フィネスのある心地よい酸味による優雅さ、
 このムーラン・トゥーシェはずば抜けています。
 我々はこのテイスティングを長く記憶にとどめることでしょう。
 今のテイスティングにおいても並外れている。今後20年においてもすばらしいだろう。
 
 前回のコメント


 1975ヴィンテージはその偉大なフルーティーさによって格別な年代となっています。
 きらきらとした金色がかった緑色から琥珀色に煌めくニュアンス。
 桃とその種を彷彿とさせ、梨とリンゴの予感を併せ持ったマルメロ、アプリコット、
 ネクタリン、バナナ、蜂蜜、ヘーゼルナッツのブーケと味わい。
 穏やかな甘さとエレガントな酸のバランスは驚くほど良く、軽く生き生きとした余韻が
 続きます。
 美味な干しブドウの甘苦さとほんのりかすかにキャラメルが現れる。

 1975はまたしっかり保たれた美しい酸と、神々しい甘さハーモニーにより
 その存在感を示している。
 それゆえ「アンジェの甘美」と称されています。
 最骨頂の今からこれから先にも美味しく飲め、フォアグラのカナッペやグルノーブルの
 胡桃とともにアペリティフとしてもお勧めです。

 
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 ムーラン・トゥーシェ1979

 この年は収穫量は大変良好でした。
 モクレン、ライム、シトロネラの花のアロマが高まり、洗練されていて、
 ムーラン・トゥーシェのレベルを押し上げました。
 口中は華麗で、丸みがあり長く続き、柔らかくて滑らかでありながらはっきりとした
 強さがあります。
 完全な成熟を待つ偉大なヴィンテージです。

 ムーラン・トゥーシェ固有の特徴である、甘さと酸味の間のバランスの良さが
 全体に感じられる。
 まさしく「黙って主張せず完璧を目指す」という理念を体言しています。

 1979年はフランス全体で見事なワインが造られた、間違いなく偉大なる年のひとつです。
 この際立ったヴィンテージはこれから何年もよい熟成を続けていくでしょう。
 大切な日のために、この記念すべきヴィンテージは少なくとも常備しておくべきでしょう。 グレープフルーツの芳香を持った見事なワイン、今からそして次の世代にも
 美味しく味わってもらえるでしょう。

 ウォールナッツ、魚介の粗塩添え、熟成したチーズ、青カビタイプのスティルトンや
 ゴーダチーズにあわせてアペリティフに。また帆立やロブスターのグリル、
 フォアグラやデザートのお口直しにあわせても、驚きの味の体験ができるでしょう。
 9〜11℃でサービスをお勧めします。



 ムーラン・トゥーシェ1980

 前々回のコメント

 私達の最も雄弁な成功のヴィンテージに含まれるこのヴィンテージは、大部分の
 古いヴィンテージとは異なります。
 なぜなら、シュナン・ブラン種のワイン固有の特徴である菩提樹の花のアロマは、
 通常、熟成とともに強さを失うのですが、それがいまだに十分に存在しているからです。
 貝殻砂で出来た我々のカーヴでの20年以上の保存の後も、このヴィンテージの
 若々しさはまだ完全に存在しています。
 過熟という私達のコトー・デュ・レイヨン特有の要素は、年月とともに嗅覚に全くもって
 驚くべき爽やかさを与えてくれています。

 蜜蝋の甘美な要素が感じ取れるものの、シュナン品種の持つわずかな酸がその突出を 抑え“モワルー”固有の特徴を保証しています。
 嗅覚による印象では、熟成の証しである粘性が支配的。テイスティングにおける
 すべての構成要素が今まさにピークにある。
 骨格のたくましさは輝かしい未来を垣間見せてくれます。
 先祖の名声をはつらつと表現する豪奢なヴィンテージ。

 前回のコメント

 アンジューの甘口ワインのクラシック。
 30年を過ぎても未だ若さのを残した偉大なヴィンテージは私たちのカーヴの中で
 眠っています。
 しかしムーラン・トゥーシェと名のれる要素は確かに備わっています。

 甘さと酸味の美しいハーモニーは賞賛に値します。
 きらきらとした金色がかった緑色から琥珀色に煌めくニュアンス。
 桃とその種の香りが広がり、アプリコット、イチジクと蜂蜜のブーケと味わいがあります。
 一口目はシュナンの酸味がほんのり広がり、さわやかさを感じます。
 ファイナルは印象深いコーダリー(ワインの味の余韻、その単位)によって、
 甘美な印象を残します。

 このヴィンテージは収穫時のぶどうの成熟度によって、ゆっくり開き始めるため、
 飲む前に少々時間を置くとよい。
 ソルティナッツやスティルトンのチーズ、帆立と相性がよい。
 今から賞味頂け、更に何十年と時間をかけて進化するでしょう。
 
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 ムーラン・トゥーシェ1981
 
  1981は広い意味でそのフルーティーさによって特徴づけられています。
  金緑色から琥珀色にグラデーションがみられ、桃とその種を彷彿とさせ、梨、リンゴ、
  アプリコット、ネクタリン、バナナ、蜂蜜、ヘーゼルナッツのブーケと味わいを感じます。

  穏やかな甘さとエレガントな酸のバランスは驚くほど良く、軽やかで生き生きとした
  余韻が続きます。
  美味な干しブドウの甘苦さとほんのりかすかにキャラメルが現れる。
  イチゴの香りが別の味わいを呈し、一体化している。

  1981はほどよく保たれた酸と神々しい甘さの見事なハーモニー「アンジェの甘美」と
  賞賛できるでしょう。
  今からこれから先も長く楽しめるエクセレントなヴィンテージ。
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 ムーラン・トゥーシェ1982

  マグノリア、ライム、シトロネラの花のアロマが高まり、ムーラン・トゥーシェの
  スタンダードのレベルを超えました。
  エレガントでバラエティー豊かな香り。華麗で、丸みがあり長く続く。
  柔らかくて滑らかでありながらはっきりとした強さがある。
  ムーラン・トゥーシェの特徴がはっきりとでている。
  フランス全土でも偉大なるヴィンテージが生まれた年でもあります。

  際立ったヴィンテージはすくなくとも50年はその味わいに磨きをかけつづける
  ことでしょう。
  アニヴァーサリー用に是非キープしておきたい一品です。

  

 ムーラン・トゥーシェ1983

  1983はこれまでにたったの1度しか市場にでていない。
  それは90年代に一度“アンジュー・ブラン レゼルヴ・ドュ・フォンダトゥール”として
  販売されたのみである。

  前当主である、故ジョセフ・トゥーシェ氏が在職中に
  『まだ1983は“ムーラン・トゥーシェ”として出せるレベルに達していない』と判断した。
  こうしてジョセフ氏の息子で現当主のジャン=マリー氏は父の『1983はまだ・・・』という
  言葉を記憶に留め、時が経つのを待った。

  あれから30余年が経ち、徐々にバースデー・ヴィンテージとして1983の需要が
  高まってきたので、地下のカーヴへ降りワインの味わい品質をチェックした。
  すると何とも偉大なヴィンテージがそこに現れた!
  わずかに空気に触れさせると壮麗さを増す。
  こうして1983は遂に市場に出されることとなりました。
  
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 ムーラン・トゥーシェ1984

  1984年10月末に6週間続いた最高の気象条件により、収穫はかつてない
  恵まれた天候の下行われました。
  風もなく、湿度がなくさわやかな雲。柔らかな太陽の光を浴びながら、
  このビンテージが偉大なる物となることを予感させる最良の天候条件の下、
  昼食時にはメラニーおばさん絶品のリエットとバゲット、ガーリックソーセージの
  ランチを広げたのを思い出します。

  ブドウ園全体の気温は低いまま、果熟はゆっくりと進行しブドウの品質は
  稀なものとなりました。
  果皮が薄く、時にはほとんど透明な果房を、細心の注意をはらいながら熟練の
  テクニックを用い時間をかけて摘み、ヴィニョーブル・トゥーシェ創設者のジョゼフ氏は、
  圧搾機にかける前にブドウに傷が付かないよう、収穫用のパニエ(かご)は
  いっぱいにはせず、半分までにするようにと気を遣ったほどでした。
  恐らくかつてない程の注意深い配慮は、他とは似て非なるものを生み出す
  要因となったのでしょう。

  このヴィンテージは収穫時のぶどうの成熟度によって、ゆっくり開き始めます。
  ゴールドの輝きは目にも美しく、フローラルと快活なデリケートなブーケを
  持っています。
  ファーストインプレッションはシュナンの酸味が広がり、後から甘口の爽やかさが
  ひろがります。
  孔雀の扇のように広がる羽のような輝かしく甘美なイメージを、印象的な
  後味とともに残すでしょう。
  ソルティーナッツやスティルトンのチーズ、帆立と相性がよい。今が絶頂でしょう。
  
 


 ムーラン・トゥーシェ1985

 1985ヴィンテージの外観は、グラスに注いだ瞬間から、若々しさの確かな
 しるしである緑銅色の装身具を纏った美しい黄金のローブとなって表出します。
 水晶のように澄んでいると同時に輝きわたる非常に美しい緑色は分析的な
 テイスティングへと我々を誘います。

 ブーケは、美味な甘口の衣を装った蝋とアプリコットの砂糖漬けのアロマの複雑さの
 中で構成されています。
 真にワインらしいアロマの品格、嗅覚からはすぐにその味わいがわかる。
 菩提樹、アカシア、新鮮なイチジクなどの繊細でエレガントな黄色い花の香りが
 感じられる。

 ブーケの持続性は、グラス中で空気に触れるにつれてしだいに変化していく。
 しかし、ヴィンテージの若さゆえ、まだブーケの持続にも限界がある。
 偉大で、コクがあり、心地よい口中のバランス。

 ムーラン・トゥーシェ1985の甘みは美味なものである。
 甘みと酸の感覚の間の絶妙なバランスは、力強さとともにそれと同等の魅力をも
 示している。

 舌先に感じるシュナン独特のコクとほど好い酸味のあるほんの少しの爽やかさとともに、
 豊満で調和の取れたマルメロの味わい。
 香りと味わいの余韻によって語りかけてくれる偉大なワインである。

 つい最近、ムーラン・トゥーシェ1985を試飲するすばらしい機会に恵まれた
 ソムリエである1人の試飲家は私達にこう言いました。
 「ついに訪れたこのチャンス。何に合わせるかよりは、いつ、どこで、そしてとりわけ
 誰と一緒に飲むかを考えることが大切だ!」
 
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ムーラン・トゥーシェ1986

 
1986ヴィンテージは、ブドウ栽培サイクルにおける天候のすばらしさによって
 特徴づけられます。
 畑での1年の仕事を通して天候は全くもって最適でありました。晴れと小雨が
 理想的に交互におとずれ、前途有望なブドウの品質を私達に与えてくれたのです。

 今、その前途が現実のものとなりました。
 まだ熟成途上の試飲ではあるものの、ムーラン・トゥーシェ1986は様々な要素が
 完全に調和したワインとして現れています。

 バランスが取れて芳香なブーケ。フルーティーで、マルメロやアプリコット、
 アーモンドの風味の特性が感じられる。
 著しく濃縮しており、この年の素晴らしい天候に合致する完璧なバランス。

 今現在のコトー・デュ・レイヨンの感銘的な一杯!見事な熟成!
 卓越した組成によって未来の世代の名誉となるヴィンテージ。
 



 ムーラン・トゥーシェ1990

 このヴィンテージは自然の力によって際立っています。
 テイスティングにおけるすべての要素が、表現構成要素の力強さ、濃厚なバランスの
 良さ、豊満さを示しています。

 驚くほど頑丈で、琥珀銅色の外観と上品なワインのエッセンスでグラスの中に
 “立ちはだかっている”かのようです。
 たちまち現れる蜜蝋の香り。
 その誘惑には耐えられず、我々は崇高なテイスティング感覚の空間へと連れ去られて
 しまいます。

 マグノリアやレモンの香りのする草(ヨモギ、メリサ、クマツヅラ)、マルメロのニュアンス。
 グアバの実やマンゴーに近いエキゾチックな印象さえします。
 複雑ではないが、驚くべき多様性。
 おそらく、1928年と1929年以来の最も偉大なヴィンテージの1つ。
 今から四半世紀、いや半世紀の間にこのヴィンテージが発散してくれる感動的な力を
 想像するには、このボトルの前に跪く必要がある。

 松脂とオレンジの皮の生々しい印象は、イチジクの砂糖漬けや干しブドウの甘美さで
 和らげられている。
 余韻は想像を絶するほどです。

 3年前、千年の節目の試飲の際に、いまだにしっかりとした新鮮さと豊かさと上品さを
 兼ね備えていて我々を驚嘆させたムーラン・トゥーシェ1892に再会したかのようです。
 大変偉大なヴィンテージ。絶対的名声のヴィンテージ。
 
 


 
ムーラン・トゥーシェ1991
 
 1990年の陰に隠されている?そんなことはありません!
 1990と1991は味覚のパレットに載った2つの巨人であります。
 あらゆる点で偉大で、豊かで、心地よい。そして美味な甘みを備えている。
 酸味と甘味の間の真に完璧なバランス。

 透明な凹凸レンズのような黄金のワインは力強さと同時にチャーミングさを兼ね備えて  います。
 マルメロや柑橘類、白い花などの新鮮で複雑なアロマ。
 非常に品格とエレガントのあるはっきりとした味わい。
 すでに大変広がりがあり、フィニッシュでは、テイスティングや官能評価の用語の枠を
 越えた孔雀が羽を広げたような鮮烈な印象を残す。

 1990ヴィンテージのように四半世紀あるいは半世紀後も我々のものであるヴィンテージ。
 堂々としたフィニッシュは、比較を絶する香りと味わいの持続性によって表されている。
 最後に、何に合わせるかよりは、いつ、どこで、そしてとりわけ誰と一緒に飲むかを
 考えることが大切でしよう!
 
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 ムーラン・トゥーシェ1992

 外観はどの点から見ても華麗である。
 水晶のように澄み、やや褐色がかった金色の色調によって、このヴィンテージの
 品格が直ぐに分かる。

 成熟した涙は、この1992ヴィンテージの力強さを強調している。
 すでに表れている藁のアロマはワインの長命さを我々に確信させるに十分なものだ。
 事実、一口めの味わいは、瞬く間にワインの豊満さを発達させて、その特徴的な
 味わいによって我々を驚かしてくれる。

 調和が取れたこのムーラン・トゥーシェ1992は、構成要素の完璧なバランスを明らかに
 している。
 上品なモワルーであるこのヴィンテージは、フィネスとバランスと早熟な豊満さで我々を 
 魅了してくれます。

 今から楽しめる偉大なコトー・デュ・レイヨンの1本です。
 このヴィンテージの品質は、少なくとも一世代は休むことなくさらに進化続けることで
 しょう。


 


 ムーラン・トゥーシェ1993


 ムーラン・トゥーシェのヴィンテージの多様性について驚かせてくれるこの
 1993ヴィンテージは、一見したところ1992ヴィンテージと間違えるほどに似ています。
 しかし、この酷似した外観にも関わらず、違いは明白であります。

 透明で澄んだ外観は、きらめく反射とともに、まったくもって混じりけのない純粋な色調と 結びついています。
 一言で言えば完璧な清澄さ。生き生きとして澄んだヴィンテージです。

 香りの構成要素の変化を識別してみましょう。
 アタックは開いており、ワインは口中の成熟度で発達していきます。
 余韻は、ムーラン・トゥーシェの長い系譜の中でも若いヴィンテージにあたるにも
 関わらず傑出しています。

 大変しなやかで女性的で、ソフトで、口中において変化し続けるのを止めないワイン
 です。
 高貴で品格のあるこの1993ヴィンテージは、食卓においては、単独で、あるいは
 ロックフォールや古いゴーダ・チーズと良く調和するでしょう。
 試飲の後、我々はビロードのようなしなやかさに満ち溢れた印象とともにその場に
 佇んでいました。

 


 
ムーラン・トゥーシェ1994

 金色を帯びた深いカナリアのような黄色の色調。
 デキャンタして1時間すると、成功の香りが現れ始める。
 コンポートしたアプリコット、マルメロ、桃の白いフルーツが香り始め、心地良さを
 伴った協奏曲を奏でる。
 そしてパン・デピス、バニラ、ヌガー、シナモンのノートが熟したブドウの印象を
 さらに深めます。

 ユーカリとアニスがファイナルで若々しくフレッシュな香りを放つ。
 ボトリティス・シネレア菌の付いた果実と過熟果を分けて醸造したこのヴィンテージは
 飲み始めは難しい。

 熟した果実と、甘く焼けるようなスパイスの香りが複雑に口中に広がり、デリケートな
 ストラクチャーをもつ甘口の、刺激的で見事なファイナル。
 サービスは7〜8℃、カラフに移して数時間置くことをお勧めします。

 料理は、砂肝のコンフィと燻製マグレ・ドゥ・カナーのサラダ、フォアグラの
 ドゥミ・キュイまたはポワレ、ロックフォールやフルム・ダンベールなどのブルーチーズを
 ムーラン・トゥーシェで漬けた梨のスライスを添えて、タルト・タタン、アプリコットや
 アーモンドのタルトなど、様々な料理と相性が良い。

 数十年かけてゆっくりと静かに進化していきます。
 将来に続く力強さが備わった美しく若い味わいが、今楽しめます。
 
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ムーラン・トゥーシェ1996

 光り輝くローブとカナリアのような明るい黄色の色調に軽い藁のニュアンス。
 抜栓と同時に、例外的なヴィンテージの複雑さとあらゆる新鮮さの中に香りが反響する。 菩提樹やジャスミンのアタックはエキゾチック・フルーツやグアバの実、ライチ、
 続いて蜂蜜やヴァニラ、やや酸味のあるアプリコットを思わせる味わいへと変化する。

 口中のバランスは完璧で、フルーティーでフローラルなアロマの複雑さを
 はっきり識別できる。
 素晴らしい甘さのコクがあり、品格と繊細さを備えたワイン。

 砂肝のサラダや鴨胸肉の燻製、フォワグラのポワレ、青かびのチーズと
 良くマッチするでしょう。
 
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ムーラン・トゥーシェ1997

 表現力に富む成功したヴィンテージのうち、1997はこれまでのものとは一線を
 画しています。
 シュナンブラン品種を由来とする菩提樹の花の非常に個性的なアロマは、
 熟成するにつれ消えていくのですが、まだこのアロマが顕著に現れています。

 十数年ストックした後、若さは健在です。私たちのコトー・デュ・レイヨンは
 「熟成させる」のが基本的な特徴ですので、年々フレッシュな香りは驚くべきものへと
 変わっていくでしょう。

 蜜蝋の甘さの要素と進化が止まったシュナン・ブランの極わずかな酸味が、
 甘口の特徴を保証してくれている事に気づきます。
 味わいの印象はワインの熟成の証である滑らかさがリードしています。
 味わいの要素すべてがバランスのよさは絶頂にきています。
 ストラクチャーの連帯感から輝かしい未来を予感させます。
 華やかなこのヴィンテージは後世に賞賛を与えられるであろう、巧みな技を感じさせる。

 

 ムーラン・トゥーシェ1998

 クラシカルなヴィンテージ。
 ロワール渓谷の天候は良く、収穫量も通常どおりでした。
 雨量が少なくなる10月までに終わらせておくべき仕事がありました。
 ブドウは区画により、4〜5房を残すよう剪定しました。
 通常は最上の区画でも、ボトリティス・シネレア菌が付いたブドウ果を保護し
 ゆっくりと熟すよう、摘み取りは最小限にしています。

 よいヴィンテージは、グラスに注いで光を通すと、縁が明るいカッパーゴールド色を
 しています。
 ワインの涙(グラスの内壁を流れる雫)の状態をみると特にこのヴィンテージに
 パワーがあることがわかるでしょう。

 レモンと菩提樹のアロマがミックスしたシュナン・ブランの変種を思わせるような
 アロマの魔法が感じられます。
 1998 VTは寿命が長く今から早飲みしてもよし、これから20〜30年後に飲んでも
 良いでしょう。

 初めてワインに口づけしたときに、ほんのりとした甘さが爽やかな酸味を
 バランスよく伴っているのを感じ、風味の豊かさが印象的です。
 1998 VTはエレガントで構成のバランスが良いヴィンテージです。

 賞賛にすべきモワルーは甘いリキュールタイプというだけではなく、
 シュナン・ブラン100%の口中に広がる魅惑的なフィネスと、長いフィニッシュ、
 心地良い後味で決まります。
 着々と進化し続け、この贅沢なフレーバーとテクスチャーは、味にこだわるグルメの
 人々に愛飲されることでしょう。

 ハニー&ダックのサラダ、フルム・ダンベール、スティルトン、サン・フェリシアンなどの
 チーズにあわせるのがお勧めです。


 
ムーラン・トゥーシェ1999

 このヴィンテージが初めてリリースされたのは2009年。
 カナリアのような黄色から蛍光に近い金色。
 酒石酸によりクリスタルの輝きがみられますがワインの品質にはなんら問題はなく
 むしろその反対です。
 飲む前にカラフに移し代えることで、素晴らしい色合いがより一層磨きをかけます。

 香りは複雑なアロマ。
 コンポートしたアプリコット、マルメロ、桃の白いフルーツが香り始め、菩提樹、
 シトロネルなどのシュナンの花の香り、熱いシスト土壌の焦臭性と
 アーモンドペーストなどのノートが進化し、このヴィンテージ特有のクローブや
 炭化水素の個性的なタッチが現れる。

 味わいは心地良く、甘口のつつみこむような味わいは、最後にダイナミックに迫る
 爽やかな酸と完璧なバランスを保っています。

 砂肝のコンフィと燻製マグレ・ドゥ・カナーのサラダ、フォアグラのドゥミ・キュイ
 またはポワレ、帆立、鱈、舌平目などの魚介をコトー・デュ・レイヨンをあわせた
 クリームのソースを添えて。
 ブルー・ドーヴェルニュ、ロックフォールやフルム・ダンベールなどのチーズ、
 タルト・タタン、リュバルブやアプリコットのタルトとも相性がよい。
 ゆっくりと静かに熟成を続け今後十数年は楽しめます。
 
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 ムーラン・トゥーシェ2000

 カナリアのような黄色が、揺らめきによって緑色の微かな反射をみせる。
 香りは1999 VTと近く、複雑なアロマとコンポートしたアプリコット、マルメロ、
 桃の白いフルーツが香り始め、菩提樹、シトロネルなどのシュナンの花の香り、
 熱いシスト土壌の焦臭性とアーモンドペーストなどのノートが進化し、クローブや
 炭化水素の個性的なタッチが現れる。

 口中は繊細でデリケートで期待通りの心地良さ。
 ストラクチャーはハーモニーがとれ、快活さと心地良い緊張感がある苦味のファイナル。 アロマの表現を壊さないよう、7〜9℃でサービスすることをお勧めします。
 このヴィンテージはアペリティフにも料理にも相性よく、今から今後何十年と楽しめます。
 
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ムーラン・トゥーシェ2001

 デリケートな金色の反射が煌めくこっくりとした美しいローブ。
 一番に開くのはシュナン由来のグレープフルーツ、金柑、レモンなど柑橘系の
 熟れた香り。
 続いて貴腐由来のシナモン、ナツメグ、クローブ系の甘いスパイスが広がり、
 次第に蜂蜜、パン・デピスの香りへ変化していきます。

 味わいのアタックは香り同様に複雑でアロマティック。
 デリケートな甘口のストラクチャーと、ファイナルにくるシュナンブランの特注の
 苦味と酸による快活さは技を感じさせる。

 アロマの表現を壊さないよう、7〜9℃でサービスすることをお勧めします。
 このヴィンテージはアペリティフにも料理にも相性よく、今から今後何十年と
 楽しめるます。



 
ムーラン・トゥーシェ2002

 凝縮した若々しい金色がきらきらと反射し、ピュアなローブ。
 アプリコット、ミラベル、マルメロの熟れた若くてフルーティーなアロマ。
 南国のフルーツのタッチが、パン・デピスとシナモン、クローブの香りから立ちこめる。 
 シュナン・ブランのリッチな味わい。
 味わいの豊かさが際立っている。
 滑らかで魅惑的で、ファイナルはシスト土壌で育ったシュナン・ブランの
 見事な酸味からくる蜂蜜の味わい。
 2002 VTは大変バランスのよりヴィンテージとなりました。


 
ムーラン・トゥーシェ2003

 ヴィンテージ2003年が、10年の熟成を経てついに2013年にリリースされた。
 創設者ジョゼフ・トゥーシェ氏(写真右の帽子がトレードマーク)の逝去の年と
 重なったこともあり、別名“ル・フォンダトゥール”(フランス語で『創設者』)と呼ばれる、
 入手困難なメモリアルヴィンテージ!
 優れたヴィンテージで100年は保存できる。
 1959年、1964年、1997年など、とびきりの年を思い出します。

 ローブは威厳があり欲望をそそる金の装い、強さを感じるくすんだ琥珀色。
 香りは力強さがみなぎり、パルファンのような複雑さと、マンダリンのような柑橘系の
 コンフィ、蜂蜜の見事なタッチからくるエキゾチックさを備えています。
 味わいは豊かで食欲をそそり、とろけた蜂蜜のヌガーのよう。
 人を夢中にして酔わせる完全なる至上の喜びを与えてくれるでしょう。

 2003 VTは創設者ジョゼフ・トゥーシェ氏(写真下)の逝去の年と重なったこともあり、
 別名“ル・フォンダトゥール”(フランス語で『創設者』)と呼ばれる、入手困難な
 メモリアルヴィンテージです。
 優れたヴィンテージで100年は保存できるでしょう。

 
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